2015年4月13日月曜日

技術者の発想の転換

おもしろい発想の研究がニュースになっていた。

「NHKだけ映らないアンテナ」 筑波大視覚メディア研究室が開発

どうやら内容は、

NHKを見てると受信料を取られるので、見れないようにしよう。
          ↓
テレビに見れない仕掛けを施すと、特許で問題となる。
          ↓
テレビが駄目ならアンテナに仕掛けを施してやれ。
手法としては、ノッチフィルタを利用して、NHK電波を受信できないようにしてしまおう。

放送法では、「(日本放送)協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない」(64条)
なので、受信設備が設置されていないとの解釈になるのであろう。

現実的には、広まることは難しいと思う。明らかに脱法・グレーゾーンの手法だ。出した時点では問題はなくても、後付で何かやられそう(裁判とかで妙な解釈とつけられるのであろう。)なので、長期的な販売が難しいこと。徴収する人がこのことを理解しないと実現しないが、消費者が説明することは難しいだろう。また、小売店も販売するか疑問である。小さくは販売するかもしれないが、それだと価格が高くなってしまう。

しかーーし、このように裏をかくような発想は大好きだ。

昔、友達と電動アシスト自転車について考えたことがある。
当時の議論だと、タイヤを動かすトータルの推進エネルギーに対して電気モーターの分が50%を超えると、電動アシスト自転車ではなく、電動バイクになるのだそうだ。では、タイヤを動かさずに人間の足を動かしたら、この規定に引っかからないんじゃねってことを考えた。足を回してしまえ!!

まぁー多分駄目だろうが。

世間の思いつかない所を攻める発想が重要だと思う、今日この頃。

0 件のコメント:

コメントを投稿